掃除屋という商売

先日、とあるお宅にハウスクリーニングの見積もりに伺ったときの事です。そのお宅の奥様に聞かれました。

「お掃除屋さんて、なにか資格がいるんですか?」

そこでこう答えました、

「掃除屋には何の資格も必要ないし、どこかに届けをだす必要もありません。おまけに開業資金は掃除道具を揃えるだけで済むし、、特別難しい技術もありません。」

「そうなんですか。」

「だから、この商売始めるのはすごく簡単なんです。私は掃除屋です、といえばもう掃除屋なんです。だけど、続けるのは本当に難しいんですよ。」

電話帳を見るとよく分かりますが、脱サラや事業の多角化で毎年新しい掃除屋が生まれています。でも長続きするのはその中の僅かしかありません。資格がないということを逆にいえば、何も自分を守ってはくれないということでもあります。

こんな商売ですから、大事なことは、やはり一つ一つの仕事をちゃんとやること。もう一つは人との出会いを大切にすることだと思います。

まあ、これはどんな商売も一緒ですよね。

2015年12月25日