なにげなく使っている掃除機を今一度考える。

私たちがハウスクリーニングで必ず使う道具、一般の方様も毎日使う掃除機の事を今一度考えてみたいと思います。

今やロボット掃除機が使われる時代。お客様にもご利用されている方がいます。ご感想を伺ったところ
「よかったので、2台目を買っちゃった」との事でした。

さて、掃除機はほとんどの家庭にあり、日常的に使われる家電ですが、その使い方をちゃんと理解していますか。掃除機の使い方や注意点をご紹介します。知っている方は復習として読んでください。

掃除機をかける前にかたずけを

掃除機をかける前に必ず部屋の片づけをしましょう。掃除機をつけっぱなしにしたまま片付けたのでは電気代の無駄です。

「掃除機はスイッチを入れたときが一番電気を食う」なんてうわさがありますが、気にするほど大きな電力がかかるものではありません。

もし掃除中にどうしても片づけをしたい場合には、スイッチを切ってから片付けましょう。また掃除機の音は意外に気になるものです。騒音防止のためにも、一度スイッチを切りましょう。

力の入れ具合とスピード

掃除機をかける時には、力を入れてやったほうがなんとなくゴミをとるような気がします。ですが、力の入れ具合と吸引力は無関係です。そしてノズルを動かすスピードも、早すぎるとゴミがうまく取れません。

掃除機のノズルは力を入れずに持ち、ゆっくりかけます。背筋を伸ばすようにして掃除機をかけると、自然と力も入らずに、ゆっくりとノズルを動かすことができます。また腰を曲げて前かがみの姿勢では長時間の作業は疲れます。

場所別掃除機のかけ方

カーペットはダニやほこりが発生しやすいので、念入りに掃除したい所です。

ダニやホコリをしっかり吸い取るには、たたみ一帖位の面積につき一分位の時間をかけたいところです。まず縦の方向にノズルを動かして掃除した後、向きを変えて横方向にも掃除機をかけます。

カーペットによっては掃除機をかけやすい方向とそうでない方向があります。かけにくいと感じる方向は、パイル(毛)の抵抗があるという事です。

できるだけかけにくい方向にかけて、パイルを起こすようにノズルを動かします。そうするとパイルの奥に潜んでいるダニやホコリを吸い取りやすくなります。

たたみは目にそって掃除機をかけましょう。ホコリも取りやすく、たたみの目も傷つきにくくなります。

掃除機に強弱のスイッチがある場合には、畳やフローリングは「弱」カーペットは「強」というように使い分けましょ
う。

畳やフローリングのような場所は、スイッチを強にしたところで吸引力に大差がありませんので、電気代節約のため、弱でかけるのがおすすめです。

掃除機のメンテナンス

掃除機にゴミがいっぱにたまると吸引力が弱まり、その分電気代がよけいにかかります。ゴミはこまめに捨てるよう心がけましょう。

紙パック式掃除機は、ゴミと空気を一緒に吸い込んで紙パックの中にためる方式ですので、紙パックがいっぱいになると吸引力が弱くなってしまいます。

こまめに掃除機のフタを開けて、紙パックをチェックする習慣をつけましょう。紙パックの交換は簡単ですし、ゴミゴミ捨て時にホコリも立ちにくいので、お手軽です。

サイクロン式掃除機はゴミと空気を一緒に吸い込んで、遠心分離で付属のダストカップの中にゴミをためる方式です。

紙パック同様ゴミがいっぱいたまると吸引力は弱くなってしまいます。サイクロン式掃除機の場合、ダストカップにたまったゴミは、ふたを開けて捨てるだけです。紙パックは不要なので経済的です。

ただし、ゴミの中の小さいチリはフィルターに付着するため、定期的にフルターを掃除する必要があります。このフィルターを掃除しないでそのまま使い続けると、吸引力が悪くなるので、ご注意ください。

2016年04月14日