皆さん蜜蝋ワックスというのをご存じでしょうか?
先日ご依頼を頂きまして、蜜蝋の床ワックス施工をしました。
掃除屋を30年続けてきて初めて事でしたので、おっかなびっくりではありましたがうまくできました。
自然志向の床ワックス、蜜蝋
自然志向が強くて、家もナチュラルな素材で造りたいと考える方が増えているようですね。
そうすると床はフローリングじゃなくて無垢の床材がいい!、つまり表面が全くコーティングされていない、木そのまんまの床材が好まれるようです。歩いた感じも柔らかい感じがしてとても良いですね。
しかし無垢材は表面が加工されていないので汚れやすいという弱点があります。
そこで汚れ防止のため言って普通の床ワックスを塗ってしまうとせっかくの
無垢材の良さが失われてしまいます。
そこで登場するのが蜜蝋ワックスです。
無垢の床に蜜蝋を塗ると撥水性がでて水を弾き、汚れが付きにくくなりますが、無垢材の良さは失われません。
蜜蝋の塗り方
蜜蝋とはミツバチの巣が原料で植物油を加えて作られています。缶に入っていて、
マーガリンのようなものですね。初めて見ました!
これをスポンジにとり手で床に少しずつ塗っていきます。よく伸びるので
塗ることはそれほど難しくはありませんでした。ムラが出来ますがタオルなどで乾拭きを
すると簡単にムラはなくなります。
塗り過ぎたらタオルでふき取ればいいし、
塗り忘れがあればそこだけ塗り足せばいいので修正は簡単にできます。
今回はパイン(松)の床材でした。塗った前と後、
いわゆるビフォーアフターの違いはそれほど感じませんでしたが、
撥水効果は十分ありそうですね。
難しい作業ではありませんが、しゃがんでの作業ですので、一軒丸ごと全ての床に蜜蝋を
塗るのは少々大変ではありましたね。