トイレ、しっかりお掃除したのにしばらくすると臭うのはなぜ?
臭いの原因はアンモニア
ひとのおしっこは広範囲に飛び散りますので、掃除で完全に取り除くことはとても難しいのです。キレイに見えても便器のそばの床や、壁などに、おしっこ成分がついています。またおそうじがしにくい、便座と便器のすき間や便器と床すき間などにおしっこ成分がのこります。
通常、おしっこの主成分である尿素はそれほど臭いませんが、空気中の菌が持つウレアーゼ酵素により分解され、アンモニアが発生します。このアンモニアがあの独特なにおいの原因なのです。
臭い対策①徹底的なお掃除
便器だけでなく便器周りの壁や床まできちんとおそうじすること。便器と床のすき間をコーキングでうめておしっこの侵入を防きましょう。 できれば便座を一度取り外しておそうじしましょう。ただし洗浄機能つきは、無理をすると水漏れの恐れあり。
また、においを防ぐという観点からは、布製の床マットや便座カバーは使用しないほうがいいと思います。
臭い対策②化学的対処
最近では、トイレのニオイを防ぐための化学製品が多種販売されるようになりました。排便時のニオイを消すものもありますね。
今回のテーマ「しみこんだおしっこ臭」に対処した製品も出てきました。これらは菌や酵素の働きをおさえて、尿素からアンモニアをつくる過程を止めるものです。おしっこ成分がありそうな所へスプレーします。
これらの製品の注意書きには、「清掃後使用してください。」とあります。これらをただスプレーするだけではダメなようです。また一度スプレーすればいい、ではなく一日一度くらいの習慣的な使用頻度が必要なようです。
臭い対策③芳香剤でごまかす
芳香剤にもいろんな種類があります。好みでお選びください。芳香剤はにおいの原因をなくすものではありません。対症療法です、念のため